最近大きくなった?洗濯機の回る音がうるさい原因と対処法

最近大きくなった?洗濯機の回る音がうるさい原因と対処法

回すたびに洗濯機がうるさい…
最近、音が大きくなったけどこれって故障?

洗濯機の異音は、使い方の見直しだけで解決するケースから、部品の劣化が原因のケースまで幅広くあります。

ただ、音の原因を特定せず放置すると、振動による床の傷みや、モーターへの負荷増大につながることもあります。

そこで今回は、洗濯機の回る音がうるさくなる原因と対処法を解説します。音で原因を見分ける方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 偏りや設置不良など5つの原因が異音を引き起こす
  • 音の種類でベルト劣化・モーター異常を見分けられる
  • 防振マットや水平調整で改善できるケースが多い
目次

洗濯機の回る音がうるさくなる5つの原因

洗濯機の騒音は、使い方や設置環境、部品の状態によって引き起こされます。原因を正確に把握することが、最短で問題を解決する近道です。

ここからは下記5つの異音の原因について解説します。

原因1:洗濯物の偏りによるバランス不良

洗濯物が槽の片側に偏ると、回転時に重心がずれてガタガタと大きな振動が生じます。

とくに脱水時は毎分800〜1,000回転という高速で槽が回るため、わずかな偏りでも振動が増幅されます。バスタオルやジーンズなど重い衣類を1枚だけ入れると、水分を含んでさらに重くなり偏りが起きやすくなります。

実際に「バスタオル1枚だけ追加で洗ったら、急にガタガタ音がひどくなった」と感じた人がいました。重い洗濯物は複数枚まとめて洗うか、小さな衣類と組み合わせてバランスをとることで改善できます。

脱水時に洗濯機がガタガタする原因と直し方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

原因2:洗濯物の詰め込みすぎ

洗濯物を容量いっぱいに詰め込むと、槽内での洗濯物の動きが制限され、偏りが生じやすくなります。

洗濯機に衣類を詰め込みすぎている様子
洗濯機に衣類を詰め込みすぎている様子

洗濯機の適正容量は、一般的に「槽の7〜8割まで」とされています。容量を超えると洗濯物が均等に分散されないため、バランスが崩れて異音や振動の原因になります。

また、詰め込みすぎはモーターへの負荷を高め、消費電力の増加や部品の早期劣化を招くこともあります。洗濯物が多い日は2回に分けて洗うことで、音の問題と同時に洗浄力も上がります。

原因3:据え付け不良・防振対策の不足

洗濯機が水平に設置されていない場合、振動が床に直接伝わってガタガタと大きな音がします。

引越し後や洗濯機を移動させた後に音が大きくなった場合は、設置面の水平がずれている可能性が高いです。洗濯機の脚部にはアジャスターが付いており、高さを調整することで水平を保てます。

フローリングや防水パンの上に直接置いている場合は、防振ゴムや防振マットがないと振動が増幅されます。 床材によっては共鳴して音が何倍にも大きく聞こえることもあります。

原因4:異物の挟まり・パーツの緩み

ポケットに入れ忘れたコインや髪留め、ボタンなどが槽と外槽の隙間に落ちると、回転のたびにカラカラ・ガタガタと異音が生じます。

洗濯物をポケットから出さずに洗うのは、異物混入の典型的な原因です。実際に「財布に入れたままにしていた小銭が槽の隙間に入り、コインが何度も当たる音で気づいた」というケースがありました。

蓋や排水ホースを固定するパーツが緩んでいると、振動で余計にガタガタと音がすることもあります。 定期的に蓋の開閉や外部パーツのネジを確認することで、このタイプの異音は予防できます。

洗濯機がガタガタうるさい原因と直し方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

原因5:モーターや軸受けの劣化

使用年数が長くなるにつれて、モーターや槽を支える軸受け(ベアリング)が摩耗します。

軸受けが劣化すると、洗濯機を回すたびにキュルキュル・ウィーンといった異音が出るようになります。一般的な洗濯機の寿命は約10年とされており(一般社団法人家電製品協会)、それ以上使用している場合は部品の劣化を疑う必要があります。

モーターや軸受けの修理は部品代と技術料を合わせて1万〜4万円程度かかるケースが多く、買い替えを検討するかどうかの判断が必要になります。

回る音の種類で原因を見分ける方法

洗濯機が出す音の「種類」を聞き分けることで、原因をある程度特定できます。音の特徴をつかむことが、正しい対処法の選択につながります。

ここからは下記3種類の音と、それぞれの原因を解説します。

洗濯機から異音がする原因と状況・音別の対処法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ガタガタ/ドンドン:偏りや設置不良

ガタガタ・ドンドンという振動を伴う音は、洗濯物の偏りや設置不良が主な原因です。

脱水時に突然大きくなる場合は、洗濯物が片側に寄ったことで重心がずれているサインです。洗濯機を一時停止して洗濯物を手で均等に広げ直してから再起動することで、多くの場合は改善されます。

設置が原因の場合は脱水以外のコースでも音がするのが特徴で、防振マットの設置や水平調整で対応できます。 引越し後や床の掃除で洗濯機を動かした後に突然音が大きくなったときは、まず設置状態を確認してください。

洗濯機がガタガタうるさい原因と直し方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

キュルキュル/キーキー:ベルトの劣化

キュルキュル・キーキーという甲高い音は、Vベルト(洗濯機内部の回転を伝えるゴム製のベルト)の劣化・摩耗が原因です。

ベルト式の洗濯機はとくに縦型のインバーターなし機種に多く採用されており、使用年数が5年を超えると劣化してくることがあります。ベルトが伸びたり亀裂が入ったりすると摩擦音が生じ、放置すると断裂して洗濯機が動かなくなります。

ベルトの交換は部品代が500〜2,000円程度ですが、取り外しに技術が必要なため、メーカーや修理業者への依頼が安全です。

ブーン・ウィーン:モーターの異常

ブーン・ウィーンという低い機械音や振動を伴う唸り音は、モーターや軸受けの異常を示しています。

この音は洗濯・すすぎ・脱水のすべてのコースで継続的に出るのが特徴です。以前より音が大きくなったと感じてから放置していると、最終的にモーターが焼き付いて動かなくなるケースもあります。

実際に「最初はウィーンという音が少し気になる程度だったが、半年後に突然脱水できなくなった」というケースがありました。モーター異常は自己対処が難しいため、早めにメーカーへ修理を依頼することが重要です。

洗濯機がすすぎ時にうるさい原因と対処法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

回る音がうるさい洗濯機への対処法

ここからは、実際に試せる対処法を手間の少ない順に解説します。自分でできる対処法から順に試すことで、修理費用をかけずに解決できるケースが多くあります。

下記4つの対処法を解説します。

うるさい洗濯機の対策方法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

【手間:低】洗濯物の量と偏りを見直す

まず最初に試したいのが、洗濯物の量を減らし、槽内での偏りをなくすことです。

洗濯物は槽の7〜8割を目安にし、バスタオルや厚手のジーンズなどの重い衣類を単独で洗わないようにします。脱水時に自動停止してエラーが出る場合は、洗濯機が偏りを検知しているサインです。一時停止してから手で洗濯物をほぐして均等に広げ、再スタートしてください。

「洗濯物を減らしただけで、脱水の音が半分以下になった」と感じる人も多く、費用ゼロで効果を実感できる最初の対処法です。

【手間:中】洗濯機の水平を調整する

洗濯機の4本の脚が床にしっかり接地しているか確認し、水平を調整します。

スマートフォンの水準器アプリを洗濯機の上に置いて傾きを確認するのが手軽です。洗濯機の脚部にあるアジャスターナットをスパナで回して高さを調整し、すべての脚が均等に床に接するようにします。

調整後は洗濯機を手で揺らして、ガタつきがなくなっていることを確認してください。水平が整うだけで振動音が明らかに小さくなるケースは多く、引越し後の異音にとくに有効な対処法です。

【手間:低】防振ゴム・防振マットを敷く

防振ゴムや防振マットは、洗濯機の振動が床に伝わるのを抑え、騒音を軽減します。

市販の防振マット(1,000〜3,000円程度)を洗濯機の下に敷くだけでよく、工具も不要です。防振マットはゴム素材が振動を吸収するため、フローリングへの傷防止にも役立ちます。

防振素材の効果については、製品ごとに性能差があります。購入時はJIS規格に基づく防振性能の記載を確認し、洗濯機の機種に合った荷重範囲のものを選ぶことが重要です。

集合住宅で階下への音が心配な場合は、防振マットの設置が最もコストパフォーマンスの高い対策の一つです。

【手間:中】洗濯槽の中の異物を取り除く

槽内や槽と外槽の隙間に異物が入っている場合は、取り除くことで異音が解消されます。

まず洗濯槽の中を懐中電灯で照らし、コインや髪留めなどの異物がないか確認します。槽の底に異物が見える場合は、ピンセットや磁石付きの棒を使って取り出せることがあります。槽と外槽の隙間に落ちている場合は、自分での取り出しが難しいため修理業者への依頼が安全です。

今後の異物混入を防ぐため、洗濯前にポケットを必ず確認する習慣をつけることが根本的な予防策です。

うるさい洗濯機の対策方法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

対処しても回る音が小さくならない時は

自分でできる対処法を試しても改善しない場合は、部品の劣化や内部の破損が原因である可能性が高いです。修理・クリーニング・買い替えの判断を正しく行うことが、余計な出費を防ぐポイントになります。

ここからは下記3つの判断基準を解説します。

修理を検討すべき症状の目安

次のいずれかに当てはまる場合は、メーカーまたは修理業者への相談を検討してください。

  • 洗濯・すすぎ・脱水すべてのコースで継続的に異音がする
  • キュルキュル・ウィーンという機械音が出ている
  • 脱水時に洗濯機が大きく動いたり、移動したりする
  • エラーコードが繰り返し表示される
  • 洗濯機の使用年数が7年以上で音が急に変わった

メーカーの修理受付窓口に問い合わせると、電話での症状確認から訪問修理の手配まで対応してもらえます。 修理費用の目安として、モーター交換は2万〜4万円、軸受け交換は1万〜3万円程度です。

パナソニックや日立などの主要メーカーは、製造から部品が保有されている期間(製品廃止後6〜8年が目安)であれば修理対応が可能です。

クリーニング業者に依頼するケース

洗濯槽の汚れや黒カビが積み重なると、槽の回転バランスが崩れて異音の原因になることがあります。

市販の洗濯槽クリーナーを使っても改善しない場合や、洗濯槽の裏側まで徹底的に清掃したい場合は、洗濯機クリーニング専門業者への依頼が効果的です。プロの分解クリーニングは縦型で1万〜2万円、ドラム式で1.5万〜3万円程度が相場です。

洗濯槽の黒カビは槽の裏側に集中して繁殖します。市販のクリーナーでは槽の表面しか洗浄できず、裏面の汚れには届きにくい構造です。異音が改善しないケースでは、業者による分解洗浄を試してみてください。

汚れが原因の異音は修理ではなくクリーニングで解決するため、まず洗濯槽の状態を確認することが大切です。

修理と買い替えどちらを選ぶべきか

修理か買い替えかの判断は、「修理費用と本体価格の比率」と「使用年数」の2点で判断するのがおすすめです。

一般社団法人家電製品協会が定める洗濯機の標準使用期間は7〜8年です。修理費用が新品購入価格の50%を超える場合、または使用年数が10年を超えている場合は買い替えを検討する方が経済的です。

スクロールできます
状況おすすめの判断
使用年数5年未満・修理費2万円以下修理
使用年数5〜8年・修理費2万〜4万円修理 or 買い替えを比較
使用年数8年以上・修理費3万円以上買い替え
複数箇所の故障が同時に発生買い替え

使用年数が長くなるほど別の部品も劣化している可能性が高く、修理後に別の箇所が壊れるリスクも考慮する必要があります。

回る音がうるさい洗濯機によく抱く疑問

ここからは、洗濯機の異音に関して多くの人が抱く疑問について解説します。具体的な状況ごとに原因と対処法が異なるため、自分の状況に合った情報を確認してください。

脱水時だけうるさいのは故障?

脱水時だけ音がうるさい場合は、多くのケースで故障ではなく「洗濯物の偏り」が原因です。

脱水は毎分800〜1,000回転という高速回転で水分を飛ばすため、わずかな重さの偏りでも振動が増幅されます。洗濯・すすぎ時には静かで脱水時だけ音が大きくなる場合は、まず洗濯物の量を減らして再試行してください。

ただし、脱水時に洗濯機が大きく横に動いたり、エラーで止まったりする場合は設置不良または内部部品の問題が考えられます。防振マットの設置と水平調整を試して改善しなければ、修理の相談をおすすめします。

実際に「脱水のたびに洗濯機が10センチほど動いていたが、防振マットを敷いたら完全に止まった」というケースがありました。

脱水時に洗濯機がガタガタする原因と直し方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

縦型とドラム式で原因に違いはある?

縦型とドラム式では、異音が起きやすい原因に違いがあります。

縦型洗濯機は槽が垂直に回転するため、洗濯物の偏りによる振動が出やすく、Vベルトを使った機種ではベルト劣化による異音も起きやすいです。構造がシンプルなため修理しやすく、費用も比較的低くなります。

ドラム式洗濯機は横向きに回転する槽に洗濯物が落ちながら洗う仕組みで、縦型に比べて振動・騒音が少ない設計です。ただし、軸受けの劣化による異音は起きやすく、修理費用が縦型より高くなる傾向があります。

スクロールできます
比較項目縦型ドラム式
偏りによる振動起きやすい比較的起きにくい
ベルト劣化の異音あり(機種による)なし
軸受け劣化の異音あり起きやすい
修理費用の目安比較的低い比較的高い
防振対策の効果高い高い

どちらのタイプも防振マットの設置と定期的な洗濯槽クリーニングが基本の予防策であることは共通しています。

まとめ

洗濯機の回る音がうるさくなる原因と、対処法のポイントをまとめます。

  • 異音の主な原因は「洗濯物の偏り」「詰め込みすぎ」「据え付け不良」「異物の混入」「部品の劣化」の5つ
  • 音の種類でおおまかな原因を特定できる(ガタガタ→偏り・設置、キュルキュル→ベルト劣化、ウィーン→モーター異常)
  • まず「洗濯物の量の見直し」「防振マットの設置」「水平調整」を試す
  • 改善しない場合は使用年数と修理費用を比べて、修理か買い替えかを判断する
  • 脱水時だけの音は偏りが原因のことが多く、費用ゼロで対処できるケースが多い

洗濯機の異音は早めに対処するほど、部品の追加劣化を防いで修理費用を抑えられます。まずは費用のかからない洗濯物の量の調整と防振マットの設置から試してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

洗濯機の臭い・カビ・機能低下など日常のトラブルに悩む方に向け、原因の特定から自分でできる対処法、プロへの依頼判断まで役立つ情報を網羅的に提供。縦型・ドラム式どちらの洗濯機にも精通しており、実際の業者取材や施工事例をもとに、メーカーや業者に偏らない中立的な情報を厳選して発信しています。読者が納得のいく選択をできるよう、根拠ある情報でサポートすることを目指します。
【専門分野】
洗濯機クリーニング(縦型・ドラム式)/分解洗浄/洗濯機の修理・買い替え判断

目次